UA30周年おめでとう!ありがとう!
UA
30周年おめでとう!ありがとう!
UA!UA!UA!
2025.6.24
UA30周年記念ライブ『happy anniversary』に参加してくらいまくった話
大好きなアーティスト、UAの30周年記念ライブに行ってきた。
信じられないくらい感動したし、ものすごく「くらった」のだけど、感じ方が今の自分を表している気がして、綴っておきたい。
1.美しいって変わる
僕が小学校高学年くらいの頃、MTVに出ていた彼女の歌う姿を見て、すごく気分が悪くなってトイレに駆け込んだことがある。
美しいとも思えなかったし、好きとも思えなかったし、でもなぜか見入ってしまって、入り込もうとして、幼い体がついていけなかった感じだった。
今は、ステージに彼女が現れるだけで言葉にならないくらい胸が高まる。
神秘的だし、美しいと心から思う。好きってより、美しい、神秘的、尊い、って感じの感覚。
こんなにも、僕の中の美しいは、変わったんだな。
''心の地図に載ってない場所へ 出かけてくると君はいう
秘密のカギを失くした時に 初めて逢える気がしてた''
(ミルクティー/UA より)
2.つらいだろうな
UAのこと、「歌詞が深そう」「歌声がきれい」「独創的」くらいな浅はかな印象しかなかったけど、年を重ねてより味わいが深くなってきた。
UAが「きみ」や「あなた」と表現するその対象は、彼女が見ている何かだったり、UAの中にいるもう一人の自分を指しているんだな。
やっとほんの少し彼女の世界を味わえるようになってきた。
UAはすごく繊細に花や木々の表情を見ている感じがするし、自分の目を信じて世界を見ている感じがするし、美しさも残酷さも、飽きずに探求し続けて、言葉にしている。
それってすごく、つらいだろうな。
見たくないものも見る。善も悪も自分の目で見る。自分自身も見る。応援者も邪魔者もいる。
幼い僕が羨ましい才覚だと思っていたそれは、UAが逃げずに向き合い続けているすごくつらいものにも見えてきた。
UAの目にこの世界はどう映っているんだろう。
''遠くまで夢を抱え込んだ君は 少しだけ空の悪口を言ってる 寂しかった昨日を砂に隠しても
迷いのない天使は 途方に暮れてる 遠くまで涙こらえすぎた君は うつむいて古い足跡探してる
新しい季節に眩暈覚えても 終わらない鼓動さえ 空が笑ってる''
(青空/ UA より)
3.つくりたい
UAが曲に込めているものが、彼女の祈りに聞こえてきている。
その祈りや願いを感じるたびに、自分自身の祈りも聞こえてくる気がする。
祈りや願いと向き合うのはきっとつらいけど、向き合いたい自分を知ってしまったからには向き合ってみようかな。
花を咲かす土のように、時には風のように変化しながら世界の美しさも儚さも味わい尽くしていこうと思う。
ということで、僕も、つくる。
祈りや願いを味わい尽くすために、まずは書いてみる。
そしていつかUAと祈りが交差する日までガチで願ってみようと思う。
そんなこと考えてたら、少し、長生きしたくなった。
''可哀そうな太陽と光る蕾隠して 欲張りなだけ 臆病なだけ 鍵をかけた いつもあなたの森は遠い
もう戻れない情熱を両手に抱いて 孵らない想い集めて サヨナラの口づけしましょう
そうね誰より 抱きしめてあげたいけれど 切なさにさらわれて 冗談がやけにむなしい''
(情熱 /UA より)